読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

EUC めも(仮)

日々の仕事のメモ

Horizon View 7.0.2 の新機能 ①VMware Blast Policy その2

Horizon View 7.0.2 では、Blast Extreme をチューニングするためのグループポリシーとして、新たに「H.264 Quality」というポリシーが追加されています。ポリシーの中身を見てみると、以下の2つのパラメータを設定することがわかります。

 

 

f:id:ymita1022:20160920094339p:plain

 

QPというのは Quantization Parameter の略で、H.264 特有の概念です。ポリシーが未構成の場合、つまりデフォルトでは以下の値が設定されています。

 

 

このパラメータによって、Blast Extreme で転送される画面の品質が決まります。仮想デスクトップから転送される、1 フレームの画面における画質の上限値と下限値を設定するようなイメージです。デフォルト値から変更する場合は、ポリシーを「有効」に設定したうえで、値をデフォルトから±5の範囲内で変更することが推奨されています。

一般的に H.264 の世界では、ビットレートと QP には以下のような関係があるようです。以下の情報を参考にしました。

Comprehensive solutions and products for video compressionists - PixelTools

 

 

したがって、画質に対する要件に応じて、以下のように変更することが基本的な方針となりそうです。

 

  • 画質を高くしたい → H.264 Maximum QP と H.264 Minimum QP を小さくする
  • 画質を低くしたい → H.264 Maximum QP と H.264 Minimum QP を大きくする

 

画質を高くすると、消費するネットワーク帯域は増えるので、画質だけでなくネットワーク帯域も考慮する必要があります。

基本的なガイドラインとしては、User Environment Manager (UEM) 9.1 で新たに追加された Blast Extreme 関連のスマートポリシー機能の設定値が参考になります。まだマニュアルの以下のページが更新されていないようですが、実機で確認した限りでは、以下のようにプロファイルが定義されていました。

Bandwidth Profile Reference

 

  • Extremely low-speed connection : H.264 Maximum QP = 42
  • 他のプロファイル : H.264 Maximum QP = 36 (デフォルト値)

 

H.264 Minimum QP は、いずれのプロファイルにおいてもデフォルト値の 10 が設定されているようです。したがって、本番環境のネットワーク帯域が小さく、画質に対してある程度の妥協ができるという場合は、H.264 Maximum QP の値をデフォルト値から増やしてみるというチューニング方針になりそうです。